安川十郎「健康寿命が長い」「平均寿命と健康寿命の差が少ない」ことを誇れる地域にするのが私の夢です。

末期の水 ならぬ 末期(まつご)の点滴

  • 2021.12.26

 病状の進行、加齢による食欲不振、などで食事の量が減ってくることがあります。とくに末期癌、老衰などの状態では、ほとんど食事が摂れなくっています。そんなときに、家族から「点滴をしてあげて欲しい」と頼まれることがあります。「食べられないのに ただ見ているだけなのは可哀そうだ。なにかしてあげたい」という愛情なのでしょう。 医療は家族の想いにも配慮せねばなりません。しかし、状態にもよりますが、その点滴は患者本人のためなのか?家族の満足感のためではないか?よく相談することにしています。  人は、い...

新型コロナ感染症に対する私見04

  • 2021.11.29

 当院でも毎日のように陽性者が続出し、どうなる事かと心配した第五波のあと、新型コロナ感染症は急激にその感染者数を減らしました。本当に突風のような出来事で、抗体カクテル療法への窓口がようやく確保されたところで、拍子抜けするほどでした。  この記事を書いている時点で、日本の新規感染者数は「全国」で二桁程度。もはや見つけるのが難しいレベル。当院でも検査数自体が激減し、感染者数0の日が続いています。感染症が疑わしい患者を院外テントで診察する、いわゆる有熱外来を続けるか悩んでいます。手間ヒマがかか...

第49回衆議院選挙

  • 2021.10.31

 ブログネタとしてはベタ過ぎて。取り上げることを躊躇しましたが。以前の投稿「ハチドリの一滴」で言いたかったことも含まれているので。 本日10月31日 第49回衆議院選挙、国民の権利を行使してきました。  残念ながら相変わらず投票率は低いようで。 「誰に投票していいか分からへんもん」→ 投票が政治に関心を持つきっかけになります。今どき公約などネットですぐに調べられます。また自分が選んだ政党・政治家が今後どんな振舞いをするかにも興味が持てるかもしれません。 「投票に値する人がいない」→ それ...

印象に残っている台詞 その1

  • 2021.10.25

 映画などで、今でも心に残っている台詞がいくつかあります。例えば。 忍者ハットリくん THE MOVIE  藤子不二雄の漫画「忍者ハットリくん」を香取慎吾主演で2004年に実写映画化した作品です。以下、ネタバレを含みます。また、昔のことで記憶違いがあるかも知れません。 劇中のクライマックス。伊賀忍者のハットリくんは、主君であり友達であるケンイチを守るため「主君以外に姿を見られてはならない」という忍の掟を破ります。その結果、ケンイチは助け出せたものの、掟を破ったハットリくんはその決ま...

産業医講習会

  • 2021.09.22

 9月18日、19日、20日と産業医講習会を受けてきました。9/18を臨時休診日にしたのはそのためです。朝9時から夕18時まで、3日間みっちり全14コマの長丁場で、なかなかにハードです。5年に一度、産業医免許の更新のための講習で、日頃からコツコツ単位を取ることもできるのですが。移動などの手間ヒマを考えると、まとめて取る方が効率的と考え、これで3回目です。ちなみに3日間で済むのは免許更新で、最初の免許取得コースは全6日間のさらに過酷な日程となっています。   3回目ともなると「この講義、ま...

患者と タバコと 医者と

  • 2021.08.30

 以前、ある気管支喘息の患者の治療を担当していたことがあります。その患者は喫煙者だったので、受診のたびに禁煙の必要性を説明していました。私がしつこく言い過ぎたのか、ある時「前の先生は俺がタバコ吸うの認めてくれてたけどな」と煙たがられてしまいました。タバコの話だけに。 さて。喘息の治療に禁煙は必須です。そのお医者さんがどうして喘息患者の喫煙を許容したのか。三つのパターンが考えられます。 1.患者を一人の人間として治療する気がない 喘息に対して、喫煙は直接の悪化要因です。これを止めないのは、...

人生の転換期 その1

  • 2021.08.15

 人生の道筋の向きが音を立てて変わる瞬間があります。就職や結婚などの外部からのイベントではなく、もっと内面的な変化です。皆さんは、カタンと音を立てて角度が変わった瞬間がありますか。私は中学1年生の冬にありました。  当時の私は今以上に融通の利かない生真面目な性格でした。マンガなんかで学級委員長や風紀委員をやっていそうな。で、中学高校と学生寮に入っておりまして。その寮生活では朝の清掃がありまして。当然いつもは清掃をキチンとこなしていたのですが。ある朝、ウトウトと二度寝をしてしまった私は掃除...

「自宅で診てくれるいいお医者さん」…?(汗)

  • 2021.07.16

この度、朝日新聞出版より週刊朝日MOOK「さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2022年版」に掲載したいので、訪問患者数、看取り数などについて調査票に記入して提出して下さい…との依頼が郵送で届きました。 ウチが特別に選ばれたわけではなく、在宅医療をしている全医療機関が対象。なんでもこれまでは、厚生局に開示請求を行い、その資料に基づいて書籍を発行していたらしいのです。(各医療機関は毎年、訪問診療数や看取り数を厚生局に報告しています)しかし今年は厚生局が開示に応じず、独自に調査することが...

クリニック開院一周年

  • 2021.07.03

令和3年7月3日 安川クリニックは開院一周年を迎えることができました。 これもひとえに、私自身の決断と努力の結果であったと自負しております。 普通は「これもひとえに、関係者皆様のご支援と……スタッフに支えられ……地域の皆様に応援して頂き……」などと書くのでしょうけれど。そして「これからも誠心誠意、地域医療に貢献していきます」と締めるのでしょうけれど。私はどうもこのテの文章が苦手で。もちろん、関係者、スタッフ、地域の方々への感謝の気持ちはあるのですが。ここはバカ正直に。 クリニ...

若年層への新型コロナワクチン

  • 2021.06.18

最初に断っておきましょう。「個人の判断です」と定番の言い訳枕詞を使ってはいますが、ワクチン接種を推奨する文章です。 65歳未満へのワクチン接種が始まりました。「集団免疫」でお話しした通り、予防接種は個人の利益のためだけではなく、社会のためでもあります。そして、今回のワクチン接種は、とくにその傾向が顕著です。 若年層は、コロナ感染で重症化する確率は低く、社会的な影響は別として、他の疾患と比べてそれほど怖い病気ではありません。それに対して、ワクチンの副反応は出やすい傾向にあるようです。...

安川クリニック

院長

安川 十郎

診療科目

内科・在宅診療

住所

〒574-0022
大阪府大東市平野屋1丁目3-9

電話番号

072-889-3209

FAX番号

072-889-3210

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