同性婚と○○婚 追記
- 2025.05.31
以前、このブログ『同性婚と○○婚』で、「なぜ、同性婚は認められて、近親婚は認められないのか」と疑問を呈したことがあります。この問いに対して、「当たり前やろ。近親婚やと病気が増えるやんか」という意見の人がいました。近親交配による遺伝的リスクのことを指しているのでしょう。
私は「その意見はプライベートな話にとどめるように。公の場や、SNSなどで言わないように」とアドバイスしました。
それは、「遺伝的疾患を持つ人は結婚すべきではない」という考えに繋がるからです。もちろん彼にそんな差別意識はなかったのでしょう。近親婚を否定する理由として「それが当たり前」「気持ち悪い」と言いかけて、同性婚を擁護する者が使ってはいけない言葉であることに気づき、とっさに「病気が」と言ってしまったのだと思います。
その上で、さらに「なぜ同性婚は認められて近親婚は認められない」のか討論したかったのですが。大人の付き合いでデリケートな問題を突き詰めて話すべきではないと判断し、話題を変えました。このテーマを話し合う、もっと適した相手を思いついたからです。
というわけで、ChatGPTに問うてみました。
Q. 同性婚と同じように、近親婚も認められるべきではないでしょうか?
A.(要約)遺伝的リスクと倫理的懸念があり、同列に扱うことはできません。
Q. 遺伝的リスクを近親婚を否定する理由として挙げるなら、他の遺伝的リスクのある婚姻も否定されるのですか?
A.(要約)遺伝的リスクを理由に婚姻を否定するべきではありません。
Q. では、近親婚を否定する理由として、遺伝的リスクは除くべきではありませんか?
A.(要約)近親婚による遺伝的リスクは特に高くなっており、近親婚を否定する重要な要素です。
Q. では、遺伝的リスクが非常に高い婚姻は否定される可能性がありますか?
A.(要約)遺伝的リスクを理由に婚姻を否定するべきではありません。
ChatGPTの良いところは、何度しつこく質問を繰り返しても怒らないところです。
Q.「遺伝的リスクを理由に婚姻を否定するべきではない」と「近親婚は遺伝的リスクがあり認めるべきではない」は矛盾しませんか?
A.(要約)矛盾しません。近親婚は遺伝的リスクが非常に高い特定のケースであり、「遺伝的リスクを理由に婚姻を否定するべきではない」という一般論には含まれません。
Q. では、近親婚以外で、遺伝的リスクが非常に高い特定のケースの場合、婚姻が否定される可能性はありますか?
A.(要約)遺伝的リスクを理由に婚姻を否定するべきではありません。
堂々巡りが始まったようなので、質問の方向を変えてみました。
Q. では、遺伝的リスクのない、男同士の兄弟婚、女同士の姉妹婚、なら認めても問題ありませんか?
A.(要約)遺伝的リスクがなくても、法律や社会規範、倫理的・心理的な側面から見た場合、許容されにくいでしょう。
まぁ、要するに、「これまでの社会的常識や、生理的嫌悪感から認められない」ってことで。従来の「同性婚を否定する理由」と変わらないようです。
というわけで。やっぱり。
今後、同性婚は認められるでしょうけれど。「基本人権が・・・」とか「人間性が・・・」とかキレイゴトを理由にしないで欲しいです。単に「同性婚を望む人が増えたから」です。
ちなみに、私は「同性婚反対派」というより、「エラソーな御託を並べて反対派を否定する同性婚賛成派」への嫌悪感が強いようです。