クリニック開院四周年
- 2024.07.04
令和6年7月3日 安川クリニックは開院四周年を迎えることができました。これもひとえに、私自身の決断と努力の積み重ねが実を結んだものと胸を張って言えます。
・・・今年も言えました。
思えば、コロナに始まりコロナに終わった四年間でした。最近でも、新型コロナ陽性はときどき見られますが、風邪かインフルエンザと同程度の扱いです。
皆さん覚えていらっしゃいますでしょうか。ほんの数年前の出来事を。「ダイヤモンドプリンセス号」「手に入らないマスク」「毎朝発表される感染者数・死者数」「バイオハザードのような完全隔離病棟」「火葬場でも家族すら隔離」「超有名人の訃報」「特定の業種に大打撃、コロナ倒産」「濃厚接触者の設定で、1人でも感染すると一家全滅」「著名人、罹患すると袋叩き」「ホテル療養」「ワクチン騒動」「登校せずにリモートだけで2年生3年生になる大学生」「県外人への弾圧」「補助金詐欺の斡旋」etc ……
今から見れば、まさに狂騒。笑えてしまうものさえあります。しかし当時、治療法も定まっていない未知のウイルスと最前線で戦っていた医師や看護師には、尊敬の念を抱きます。それを見送る家族から見れば、本当に死地に赴く覚悟であったと思われます。
当院も、最前線ではありませんが、後方支援医療機関として、軽症患者の外来診療を担ってきました。この点においては、新規開業が有利に働きました。医療機関は一般的に多数の通院患者を抱えており、この方々をコロナ感染から守らねばなりません。発熱患者の診察との両立は、困難を極めたことでしょう。当院は守るものが少なかったので、積極的にコロナ診察に関わることができました。
私のようなコネも実績もない医者が開業した場合、しばらく閑古鳥を飼うことになるのですが。「発熱患者を診る」という本来当たり前の業務が、「特別な仕事」として大量発注されることになりました。経営上、助かったことは、正直に告白しておきます。
さて。
新型コロナも落ち着き、四周年を迎えた目下の悩みは・・・
いつ、マスク外しましょうかねぇ。
大半の患者は私の素顔を見たことありませんよねぇ。