安川十郎「健康寿命が長い」「平均寿命と健康寿命の差が少ない」ことを誇れる地域にするのが私の夢です。

2/23 在宅医療講演会

  • 2024.02.24

 2/23(金)、天皇誕生日の祝日に、キラリエホールで講演会をしてきました。同じような人もいると思いますが、自覚があって気を付けていても、しゃべっているうちにどんどん早口になってしまいます。聞き取りづらかった箇所もあったかと思われますので、原稿を掲載します。「痛くない死に方」という映画の上映後なので、これを観た前提での講演になります。 30分の講演依頼でしたので、標準的には300×30字程度の原稿が必要です。私の場合は気を付けても早口になることを考慮して、約10000字の原稿を作成しました。 ...

末期の水 ならぬ 末期(まつご)の点滴

  • 2021.12.26

 病状の進行、加齢による食欲不振、などで食事の量が減ってくることがあります。とくに末期癌、老衰などの状態では、ほとんど食事が摂れなくっています。そんなときに、家族から「点滴をしてあげて欲しい」と頼まれることがあります。「食べられないのに ただ見ているだけなのは可哀そうだ。なにかしてあげたい」という愛情なのでしょう。 医療は家族の想いにも配慮せねばなりません。しかし、状態にもよりますが、その点滴は患者本人のためなのか?家族の満足感のためではないか?よく相談することにしています。  人は、い...

「自宅で診てくれるいいお医者さん」…?(汗)

  • 2021.07.16

 この度、朝日新聞出版より 週刊朝日MOOK「さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2022年版」に掲載したいので、訪問患者数、看取り数などについて調査票に記入して提出して下さい …との依頼が郵送で届きました。  ウチが特別に選ばれたわけではなく、在宅医療をしている全医療機関が対象。なんでもこれまでは、厚生局に開示請求を行い、その資料に基づいて書籍を発行していたらしいのです。(各医療機関は毎年、訪問診療数や看取り数を厚生局に報告しています) しかし今年は厚生局が開示に応じず、独自に調査...

特集 もしものときの人生会議 ボツ原稿

  • 2020.11.01

 「没になるだろう。でも“書いて欲しいだろう”原稿だけでなく、自分の言いたいことも書いてみよう」という気持ちで書いた原稿です。なぜ没が予想できるかと言えば、この原稿を読んで不快な思いをする人がいる可能性があるからです。このご時世、全方位に無難な表現を強いられます。しかし、そんな無害な物言いでは伝わらないこともあると思うのです。 もし炎上したら、サクっと削除します。    (不採用原稿)  多くの「恐らく本人は望んでいない医療」を受けている患者さん、その介護をする家族、を見てきました...

特集 もしものときの人生会議 寄稿原案

  • 2020.11.01

市報「だいとう」11月号 人生会議 に寄稿した原案です。もしよければ、カットされた部分を探してみてください。 1. なぜACPが求められているのでしょうか? 私は「恐らく本人は望んでいない医療」を受けている患者さん、その介護をする家族、を数多く見てきました。そして「できるだけ長生きさせることが医療のあるべき姿、親孝行」とは限らないのではないか、と考えるようになりました。 私以外にも、そう考える人が増えてきたのではないでしょうか。現状の医療は延命を優先する傾向にあります。ですから自分や家族...

そもそもACPとは

  • 2020.11.01

 ACPは Advance Care Planning の頭文字です。直訳すると「事前に受ける医療を計画しておくこと」でしょうか。厚生労働省の愛称選定委員会の決定により、2018年11月30日に「人生会議」と呼ばれることになりました。同時に11月30日(いい看取り)を「人生会議の日」とすることも決められています。  つまるところ、「自分がどのように最期を迎えるのか 前もって考えておくこと」です。「そんなことは、その時に考えればいい」とは言っていられません。人生の最期の直前、自分の意思を伝えられ...

安川クリニック

院長

安川 十郎

診療科目

内科・在宅診療

住所

〒574-0022
大阪府大東市平野屋1丁目3-9

電話番号

072-889-3209

FAX番号

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