非核三原則 “三”ですよね?
- 2025.12.31
【非核三原則】
「持たず」「作らず」「持ち込ませず」
なのですが。
【非核四原則】と言われるものもありまして。
一つは、2016年にアントニオ猪木議員が提唱した「持たず」「作らず」「持ち込ませず」「運ばず」。
もう一つが今回問題にしたい方、揶揄として使われる「持たず」「作らず」「持ち込ませず」「議論してはならず」です。
ちなみに私は核保持反対派です。にわか雨の水たまりくらい浅いものながら、いちおう根拠もあります。
1.日本が核攻撃を受けるとは考えられない
日本の国土は中規模ながら、平地が少なく、資源に乏しく、大規模な自然災害が多い領土です。従順な国民性は支配には向きますが、閉鎖的な国民性は占領に向きません。日本の国力は国民力によるもので、奪うことは困難です。核攻撃国の汚名を被ってまで日本に勝っても、得られるものが僅かすぎて割に合いません。
2.宗教紛争に巻き込まれていない
前述の1.のように理屈では戦争にならなくても、世の中には、信じる神が違うだけで殺し合う人々もいます。その場合、自滅してでも相手を滅ぼしたい、と損得勘定を無視して攻撃されるリスクがあります。幸い、日本の宗教観は大らかで、特定の宗教から攻撃されるリスクがありません。
ですが。当然、核保持賛成派の方はいらっしゃるでしょう。
民主主義国家の日本において、議論は必要です。一部の非核三原則擁護派の方は、その話題に触れることすら許しません。「戦争してはならない」「核を保有してはならない」ことを絶対正義のように扱い、神聖視していますが、それらは現実世界において必ずしも正しいものではありませんし、戦争も核兵器も実在します。相手の話すら聞かない、のは知性ある対応ではありません。
私自身も、もし上記1.2.の前提条件が崩れたら、海洋地下資源の採掘方法が確立されて日本が資源国になってしまったり、実際に侵攻されたら、たぶん意見が変わります。
「戦争は無い方がいい」「核兵器は持たない方がいい」ことは間違いありませんが、その理想を世界は共有してくれません。
例えば、暴力はよくないと誰でも分かっています。でも、「私は今からあなたを殴ります。財布も奪います。説得や懇願はして構いませんが、絶対に反撃しないで下さいね」と言われたときに、反撃せずに殴られるのは正しいことなのか。人なら逃げたり警察に訴えたりできますが、国の場合そうはいきません。
なので。
有事に、「攻められても一切反攻せず降伏するのか」「国連や他国の助けを待つのか」「現有兵器で反撃するのか」「抑止力として核武装すべきなのか」話し合う必要があります。日本が掲げているのは非核四原則ではなく、非核三原則なのですから。
ちなみに、日本以外にも非核三原則を掲げている国が一つだけあります。ご存じでしょうか?
核兵器を「受け入れない」「作らない」「手に入れない」と、内容は少し違いますが。
1990年、ウクライナの最高議会で採択され、その後、保有していた全ての核兵器をロシアに返却しました。そのウクライナが侵攻を受けている現実は、少し考えさせられるものがありますね。
