第49回衆議院選挙
- 2021.10.31
ブログネタとしてはベタ過ぎて。取り上げることを躊躇しましたが。以前の投稿「ハチドリの一滴」で言いたかったことも含まれているので。
本日10月31日 第49回衆議院選挙、国民の権利を行使してきました。
残念ながら相変わらず投票率は低いようで。
「誰に投票していいか分からへんもん」→ 投票が政治に関心を持つきっかけになります。今どき公約などネットですぐに調べられます。また自分が選んだ政党・政治家が今後どんな振舞いをするかにも興味が持てるかもしれません。
「投票に値する人がいない」→ それでも選ばなくてはなりません。満点の選択肢など人生でそうそうありません。限られた選択肢の中から、最善からほど遠くても、どれかを選ぶ必要があります。
しかし「一票くらい入れても入れなくても何も変わらんやん」という台詞に、なかなか反論できません。実際、変わらないからです。それでもなお、選挙には参加するべきです。世の中は、一つ一つの積み重ねで出来上がっているのですから。
英単語を一つ覚えても英語は話せません。調味料一つにこだわったところで料理は美味しくなりません。煙草の吸い殻を一つ拾ったところで街はキレイになりません。一票を投じたところで政治は変わりません。しかし、何かを成すためには、一つ一つは無駄に見えることを積み重ねる必要があります。
それは、その人自身の人となりにも言えると思います。吸殻一つ拾っても街はキレイにならないけど、ゴミを拾える人。1回おやつを我慢したところで体重は減りませんが、その1回を我慢できる人。家の電球をLEDに変えても地球温暖化は止まりませんが、節電に努められる人。一票で何が変わるわけでもないけれど、選挙に参加出来る人。そんな人が、世の中を変え、自分自身をより良くしていける人なのだと思います。
大抵の人は、「良いこと」と「悪いこと」の分別はついているのです。善悪という意味だけではなく、自分自身の利益のためにも。
ゴミを道端に捨てるのは良いことなのか悪いことなのか。人を傷つけることは…。老人に席を譲ることは…。不摂生を続けることは…。身障者駐車スペースに車を停めることは…。煙草を吸うことは…。選挙に行くことは…。「良いことですか?悪いことですか?」と問われれば答えられるはずです。
「良いこと」「悪いこと」が分かっているなら、一つずつでもそれを実行できる人間になりたいものです。
【豆知識】選挙の際の投票用紙は「ユポ紙」という特別な合成紙が用いられています。耐水性耐久性に優れ、鉛筆書きに適しており、何より折り目を付けてもすぐに開く特性を持っています。