安川十郎「健康寿命が長い」「平均寿命と健康寿命の差が少ない」ことを誇れる地域にするのが私の夢です。

新型コロナ感染症に対する私見01

  • 2020.10.07

(8/2に「お知らせ」欄に投稿した内容のお引越しです)

 感染症専門外医師の個人的な意見です。後日訂正撤回する可能性があります。
 新型コロナに対するワクチンや治療薬の開発に年単位の期間が必要である以上、それまでに、日本人の過半数が、不顕性感染も含め感染するのではないかと考えます。であるなら、例えば3ヵ月の自粛を強制しても、自粛を解除する3ヵ月後に同じ状況を繰り返すでしょう。新型コロナという病気によるダメージと、自粛による社会的ダメージと、バランスを取る必要があります。例えるなら、手に大ケガをしてしまった。出血を抑えるためには手をきつく縛る必要がある。でも縛りすぎると手が壊死してしまう。ある程度の出血を許容しながら手の血行を保ちつつ、ケガの治りを待つ必要がある。そんな状態でしょうか。
  私の考える新型コロナ対策は次の2点です。 1.今後数年かけて大多数の日本人が感染するという前提で、感染者数をコントロールする。そう考えるなら、むしろ0人よりは一定の割合で感染者がいた方がよい。医療機関の受け入れ態勢、重症化の割合など、どれくらいのペースが適当と考えられるのかを検討していく。 2.感染した際に、むやみに広げない、重症化させない。そのために各個人が責任を持った行動をとる。少なくとも、感染症対策を怠ったり、健康管理をおろそかにしない。マスク・手洗いをせず、持病をほったらかしにして、タバコを吸いながら「コロナが広がるのは○○が悪い!」などと人のせいにするのは無責任だと理解してもらう。
 感染者0人、死者数0人、経済的ダメージ0。そんな都合の良い話がないことは皆 知っています。にもかかわらず、連日100人200人…と0に近づかない数字だけに一喜一憂しているように見えます。もちろん0に近づける努力は必要です。しかし、そろそろ「どう頑張っても0にはならない。だったらどれくらいでコントロールするのが妥当なのか」検討し始めてもよいのではないのかと考えます。

安川クリニック

院長

安川 十郎

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