ミニマルケアの個人的確認
- 2026.09.30
開院当初から、ミニマルケア(最小限医療)を提唱してきました。ミニマム(最低限)ではなく、ミニマル(最小限)です。簡単に言うと、「本人の望む医療だけを提供する」という考え方です。
とくに終末期の延命治療について、経鼻チューブや胃瘻による経管栄養、人工呼吸器、心肺蘇生などに対し、「本人が望まない治療は実施しない」という選択肢を提供できることが重要だと考えています。
ただ、一つ、懸念がありました。
他人の親には「延命しない」選択肢を提示しておいて、自分の親に、その選択肢を実行することができるだろうか?
かなり以前から、両親とは「自分がして欲しいと言った治療以外はしない」と約束を交わしており、生活習慣病や感染症の治療では実践してきました。しかし、終末期、延命措置をすれば死期を遅らせる可能性があるときに、「それを実施しない」とうことはできるだろうか?
やれるつもりではいましたが、実際のところは、本当にその時になるまで分かりません。
できました。
悔いも後悔もありません。親の望みをかなえることができたと、満足感すらありました。
できれば自分もこのように、と思いを強くすることができました。
以前より自信をもって「ミニマルケア」を提示することができるようになりました。
